京大院卒研究職会社員の勉強にまつわる〇〇な話

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大谷翔平やイチローや中田英寿は東大に受かるか?

👇この記事の目次👇

 

勘違いした人が言うセリフ

まれにこんなおかしなことを言う人がいます。

「大谷はちゃんと勉強すれば東大に入れるくらい賢かったらしいよ」

イチローは進路選択の時に東大にも行けるって言われたらしいよ。すごいねー。」

中田英寿は【今しかできない】という理由で東大ではなく、サッカーの道に進んだんだって」

イチローに関しては実際に彼の著書にそのように書かれしています。しかし、これらのセリフを聞くと、その人は東大のことを分かってないなーと思ってしまいます。それは決して東大はそんなに簡単じゃないということでもないですし、まして大谷やイチローや中田のことを悪く言うつもりでもありません。

 

このセリフに覚える違和感①

大谷レベルの努力をできる人間なら東大に受かることなんて楽勝すぎるに決まってます。そもそもメジャーリーグMVPプレイヤーになるための努力と、たかが東大に合格するための努力を比較すること自体おかしいです。この記事でも書かせてもらった通り、大学教授はコツコツと努力を積み重ねることができる(悪く言うと歯車になれる)学生を探しています。

 

そしてそういう人が受かる入試を作ります。そんな入試問題で大谷を落とすわけがないのです。賢い人、頭のいい人が受かるのではなく、自分を信じ一歩づつ歩みを止めることなく前に進み続けた人が受かるのです。

 

このセリフに覚える違和感②

ですのでそもそもちゃんと勉強すれば誰でも東大くらい入れます。どうも東大や京大を異常に凄い所だと勘違いしている方々が多いです。入れば分かりますが、(ごくごく一部の人間を除き)凡人の集まりです。

 

事実、毎年6,000人もの学生が東大生、もしくは京大生になっています。一年で6,000人も非凡な学生がいたら逆に日本がおかしくなってしまいます。よく「東大は秀才を作り、京大は天才を作る」なんて言いますが、この言葉から分かることはやはり「入った時は秀才でも天才でもない」ということです。

もし自分が凡人で何をしたらいいか分からないと思うならぜひ東大や京大に行ってください。入ってから秀才にでも天才にでもなればいいんです。

ちなみに個人的な経験からの感覚ですが「東大は100人の秀才を作り、京大は1人の天才と99人のクズを作る」というのが正しいかなと思っております。

 

我々凡人は大谷にはなれないのか

私たちは今からどんなに頑張っても大谷やイチローや中田ヒデにはなれません。しかしそもそも彼らも東大生には(今のところ)なれていません。彼らは私のように研究職の楽しみも知らないでしょう。

すでに私たちは彼らが持ってないものを持ってるはずです。比較することに何の意味もないんですね。

何の意味もないんですが、

「あなたもちゃんと練習すればメジャーリーグでMVP取れたのに」

と言われるほど、なにかに努力したいものですね。