【京大芸人】ロザン宇治原の本当の賢さ
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ロザン宇治原という男
みなさんはロザンというコンビの宇治原という芸人をご存知ですか?
京大出身のクイズタレントといったイメージを持たれている方々も多いかもしれません。
ただここだけの話ですが、私少しだけ宇治原さんのことを尊敬しています。隠れファンかもしれません。別に隠れる必要はありませんが。
それは決して彼がクイズを解けるからでも京大出身だからというわけでもありません。
次の二点を知って私は宇治原さんを好きになりました。
①ウジハラが京大を目指したきっかけ
宇治原さんが京大を目指したきっかけをご存じですか?
同級生の菅さん(今の相方)に
「芸人としての売りになる」
と言われたからだそうです。今となったら高学歴芸人というのは珍しくないかもしれません。しかし当時(というか今でも)「なぜ京大まで行って芸人なんだ。もったいない」というのが普通だと思います。しかし京大を出て芸人になるのは普通じゃないからこそ挑戦する意味があるのです。
今普通だと思っていることが10年後も普通だとは限りません。かつてアメリカデューク大学キャシー・ダビッドソン先生がこんなことをおっしゃいました。
「今の小学生が就職する時、その65%は今存在していない仕事につく」
つまりその65%は、今の感覚だと普通じゃないことを仕事にするということです。もしかすると今でいうYouTuberみたいなものかもしれませんね。みなさんも普通じゃないことにチャレンジしてみたらいいと思いますし、実際にウジハラという男はそこにチャレンジし成功したのです。
②勉強しないという選択をしたウジハラ
宇治原さんはクイズ番組などで有名になった当初は他の芸人に負けないように必死に勉強したそうです。しかしある時期から「勉強しない」という選択をしたそうです。なぜだか分かりますか?
「視聴者が解けないレベルにテレビのクイズ番組の難易度が上がっている」と思ったからだそうです。たしかにクイズ番組の難易度はどんどんインフレ化していき、面白味が無くなっていく方向にあると私も感じていました。
宇治原さんはきっと「クイズ番組とは誰のためにあるのか」を考えたのではないでしょうか。
きっとクイズ番組は、家族団欒で夕食を食べている時に、「これは分かった!」とか「これは難しいね〜」とか「ヒントちょーだい!」とか、家族でワイワイするものではないでしょうか。
出演者やクイズ作成者が悦に浸るためだけに視聴者が置いてきぼりにされる状況に一石投じたのだと思います。
自分で考えて「なにかをしない選択」を決断する人を私は尊敬します。きっと宇治原さんも勉強しないことで何かを失ったかもしれません。しかしそれ以上にクイズ番組の将来を救った貢献度は大きいのではないでしょうか。
お笑いコンビに関する余談
完全に脱線した話をしますが、私は仲良しコンビが好きです。ロザンしかり、ブラマヨしかり、タカトシしかり、サンドウィッチマンしかり、そしてその究極がダウンタウンだと思います。
それは別に仲良くしているのが微笑ましいとかそんなことではありません。コンビ同士で絶対に相方を笑わせてやろうというモチベーションで笑いが積み重なっていくのが好きであり、それが面白さの究極だと思います。お客さんを笑わせるのを目的としたネタをするのではなく、相方を笑わせることを目的としたネタを見て客が勝手に笑うというのがネタとしては最高峰のものだと思います。
そういう観点から名言だと思ったダウンタウンそれぞれの言葉をこの記事の最後に書かせていただきます。
浜田「オレは誰にも負けへんくらい松本のファンなんかもしれん」
松本「浜田がオレの言ってることで笑ってるのがオモロい」