京大院卒研究職会社員の勉強にまつわる〇〇な話

このブログに書かれた勉強に関する経験や想いは全て実話である

このブログに書かれた経験は全て実話である

【絶対ルール】英訳問題はまず和文和訳から

👇この記事の目次👇

 

「次の文章を英訳しなさい」

この問題に出会った時、みなさんはどのように解いていくでしょうか。

・まずそれぞれの単語を英語に直して

・分からない単語は適当に書いて

・とりあえず単語を並べて

・過去完了とか仮定法とか使って

・それらしくまとめる

 

こんなことしてたらいつまで経っても英訳問題で点数取れません!

では英訳問題でまずすべきことはなんでしょうか?

 

まずは日本語を正しく知れ!

ある言語を別の言語に訳すということはそんなに簡単なことではありません。そもそも元の言語の意味やその文化的な背景、常識を把握していないとできないことだからです。

例えば次の言葉を英語に訳してください

【目抜き通り】

 

そもそも目抜通りの意味は分かりますか?それが分からなければアウトです。

アウトでも構わないのでそのまま訳してみたらどうなるでしょう。

【street without eyes】

でしょうか。もしくはそのまま

【Menuki street】

もあるかもしれません。

両方0点ですが。。。

 

日本語を日本語に訳せ!

目抜き通りを日本語に訳してください。それも小学生でも分かる日本語に訳してください。

簡単な日本語に直すと次のような感じでしょうか。

・人通りの多い通り

・主要な通り

・繁華街

 

こうなると英語に訳すのがとても簡単ではないですか?

・人通りの多い通り→ busy street

・主要な通り→ main street

・繁華街→ downtown

 

特にメインストリートなんてほぼ日本語になってるような言葉ですよね。こんな簡単な言葉で言えてしまうんです。

 

では次の言葉を英語に訳してください。

【すみません】

 

さて、この言葉を日本語に訳すのは前後の文脈を把握できていないと絶対にできません。

・ごめんなさい

例:(集合時間に遅れて)「すみません!」

 

・ありがとう

例:(何かを拾ってくれた人に)「すみません」

 

・ちょっとお時間ありますか?

例:(ナンパ師が女性に)「すみませーん」

 

・誰かいますか?

例:(誰もいないレジに向かって)「すみませーん」

などなど。。

前後の文脈を考えながら「すみません」を日本語に訳さないといけないのです。

 

「すみません=I'm sorry」

と覚えていても何の役にも立たないということです。

 

京大英語の英訳問題は日本語問題

次の言葉はすべて過去の京大の英訳問題の中に出てきた単語です。

【錯覚に陥る】

【体内時計】

【満員電車】

【人ごみをかき分ける】

【必死の形相】

【思いあがり】

【生兵法】

 

いかがでしょうか。難しい単語もあれば簡単だけどそのまま訳せない単語もあります。そんな時こそ和文和訳です。京大英語の英訳問題は半分は日本語の問題だと考えて間違いありません。

 

【錯覚に陥る】なんて難しい感じに言ってますが、要するに【〜だと感じる】つまり【feel that〜】でいいんです。

 

これをGoogle先生に聞くと【fall into the illusion】と答えを出してきます。覚えた方がいいかもしれませんが、書く必要はありません。

こんなの書こうとするから「theは必要だったかな?」とか「intoだったかな、inだったかな?」とか迷って間違うんです。

 

英作の採点手法は減点法

英訳は間違ったことを書いてはいけません。難しい単語や文法を使うことはメリットに対してデメリットが大きすぎるんです。

自分が書いた英文を中学1年生でも読めるようなレベルにまで落とすことができればきっと得点アップにつながるでしょう。

 

また京大英訳の問題文をきちんと読んでください。

【次の文を英訳しなさい】ではなく

【次の文章を英訳しなさい】です。

 

つまり、文章として英訳できていたらそれでいいということです。これは意外と盲点かもしれませんが、文章全体で言いたいことの意味が合っていたら各文の表現が少し違ってもオッケーということです。

 

間違いを恐れず、どんどん和文和訳していきましょー!