スヌーピーの名言【配られたカードで勝負するしかない】は正しいのか？ - 京大院卒研究職会社員の勉強にまつわる〇〇な話

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スヌーピーの名言と言われるものに以下のようなやり取りがあります。

ルーシー「Sometimes I wonder you can stand being just a dog…」

（時々、わたしはどうしてあなたが犬なんかでいられるか不思議に思うわ）

スヌーピー「You play with the cards you're dealt… whatever that means.」

（配られたカードで勝負するしかないのさ… それがどう言う意味であれ」

みなさんはどう感じるでしょうか？

素晴らしい名言だ！と思いますか？

私は少しだけ違和感があります。どこだか分かりますか？

「the cards you're dealt（配られたカード）」はどうして受身形なのでしょうか。

もちろんスヌーピーが犬であることはスヌーピーにとって如何ともし難いことですので配られたカードで間違いないでしょう。

しかしカードは自分で引くこともできるはずです。そのカードを引くという行為は勉強、もしくは努力と言い換えてもいいのではないでしょうか。少なくともこのブログを読めるレベルの日本人であれば、目の前にカードの山札はあるはずです。

もちろん引いてきたカードが役に立つカードかどうかは分かりません。しかし役に立つカードが出るかわからないからカードを引かない、というのはあまり良い選択とは思えません。

というか引いたカードがなんであれ、それを役立てるために考えることこそ【勝負】に勝つために必要なのではないでしょうか。

人生は最初に配られたカードだけで勝負するものではありません。というか、配られるカードだけで勝負しても面白くないです。

今目の前にある山札から目を逸らさず、カードを引き続けてください。引いたカードの使い方を考え続けてください。

本当の【勝負】はそこから始まるはずです。

スヌーピーのセリフと私の上記のコメントは決して矛盾するものではありません。

スヌーピーが「今あるもので勝負するしかない」と言ったのは「今ないものを考えて勝負しない、という選択はいけないよ」ということを言いたいのではないかと考えます。

私は「今ないものを考えて、勝負に勝つにはどうすればよいかを考えよう」と言ってもらった方がしっくりくるなーと感じています。

みなさんはいかがお考えでしょうか。