京大院卒研究職会社員の勉強にまつわる〇〇な話

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定期テストは満点以外あり得ないが、実力テストは低ければ低いほどいい

👇この記事の目次👇

 

テストは何のために受けるのか

みなさんは人生で色々な試験を受けてきたとおもいますが、そのテストは何のために受けてきましたか?

私はおそらく普通の人よりはテストというものを受けてきたと自負してます。

そしてテストというものをざっくりと2つに分類すると次な2つだと思っています。

①確認テスト

②評価テスト

 

次からそれぞれの共通点や違いを説明していきます。

 

全てのテストにおける共通点

それは【満点を目指す】ということです。

 

みなさんは名将・野村克也氏をご存知でしょうか。プロ野球選手として様々な記録を樹立し、今なお塗りかえられない記録を保有する人物です。一方で監督としてもその采配や格言は人々の記憶に残るものは多く、【ID野球】【野村再生工場】【マー君神の子不思議な子】など野村語録は数知れません。

私が野村監督の凄さを示す数字だと思うのはやはり【1565勝1563敗】だと思います。これは野村監督としての通算の勝敗数です。勝ち数も凄いのですが、それよりも凄まじいのはその負け数です。この負け数は歴代最多記録です。

監督として負けの数が多いことはダメなことだと思いますか?いいえ、真逆です。弱いチームを任せることができる、この人なら何とかしてくれると球団やファンから信じられた監督だからこそ、ここまで負けることができたのだと思います。

さて前振りが長くなりましたが、そんな野村監督の言葉に次のようなものがあります。

プロ野球選手の仕事は勝つことだ】

その通りです。プロ野球選手の仕事は野球をすることではありません。何が何でも勝利を掴み、ファンを喜ばせ、球団を儲けさせる。これがプロ野球選手の仕事です。それでお金を稼ぐことができるのです。

では学生の仕事は何でしょうか?テストを受けることではありません。

【学生の仕事は満点をとること】です。

満点を取ることに意味があり、頂点を極めなければ見えない世界があります。自ら可能性を狭めることなく、自分や周りの人達を喜ばせ、未来の自分を儲けさせる手段を考え続けるのが学生の仕事です。そのためには全てのテストで頂点を目指さなければいけないのです。

勘違いしないでいただきたくないのは別に【子供の仕事】の話をしているのではありません。子供や大人に限らず、勉強するという選択肢を選んだ【学生】であるならば中途半端なことはしてはいけないということを言いたいのです。

 

確認テストを受ける理由

確認テストとはあなたがある期間でやるべきことをやってきたかを確認するためのテストです。学生なら中間テストや期末テスト、大人でも資格試験なんかはこちらに含まれると思います。

このテストはあなたがやるべき事をやれる人間なのかを評価するためのテストです。このテストで満点をとれなかったら「あなたはやるべき事をやる事ができない人間だ」と評価されます。極端な事を言っているように聞こえるかもしれませんが、テストとはそういうものです。

「平均点さえ取ればいい」

「合格点さえクリアすればいい」

というのは大きな間違いだと思ってください。

平均点を取る事はあなたの人生にとって何の意味もありません。社会に出るとさらによく分かると思いますが、人並みにしかできないのであればあなたにお金を払う必要がないのです。あなたがあなたでなければいけない事を示すための最も簡単な方法は満点を取る事です。

資格試験もそうです。資格試験は資格を取るのが目的であってはいけまけん。その資格を取ってなにができるか、その資格を持つ人の中でもどれだけ優位性のあることをできるかが重要です。また、資格というのはどれだけその分野のルールを知っているかを試す試験です。よく法律系のドラマで「法律は強い者の味方ではなく、法律を知っている者の味方だ」というセリフがあります。【知っている】というのは、それだけで【知らない】よりも優位性を持つ事ができるのです。

もちろん【知らない】ことを自分の優位性にすることもできなくはないですが、そっちの方がよっぽど大変だと思いますよ。

 

評価テストを受ける理由

ここでいう評価テストは学生で言う実力テストや模擬試験のようなものです。こちらも満点を目指すのは当然ですが、このテストは満点を取る事自体に意味はなく、低ければ低い方がいいです。なぜだか分かりますか?このテストは自分の弱点を知るためのテストだからです。自分の弱さを知ることは強さになります。自分は何を知っていて、何を知らないのか、何が得意で何が不得意なのかをこのテストで明らかにしてください。

ただしこの目的からも明らかなように、評価テストで最も重要なことは、それを受けることでも、そこで高得点を取ることでもなく、復習することです。そこで間違った問題は、二度と間違わないようにしなければいけません。私は模擬テストで間違えた問題のコピーをノートの左ページに、その解答のコピーを右ページに貼り付けて自分専用の参考書を作っていました。自分が苦手な問題だけの参考書なので、本屋に売っているどの参考書よりも有益なのは明らかです。

 

最後に

ここまで【満点を目指すこと】は大前提で話してきました。最後にすべてをひっくり返すような事を言いますが、人のことをテストの点数だけで評価することはできません。

できないからこそ、その評価で負けてはいけません。そこで負けたら負け犬の遠吠えにしかなりません。その評価がおかしいと思うのなら、あなたがその評価で頂点に立ち評価手法を変えてください。

もし頂点からの景色が本当にあなたが最初に想像した景色と変わらないのであれば。